妄想北斗の拳

妄天の拳です。北斗の拳のイフストーリーを南斗聖拳シンを中心に妄想してます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

192をchat gptで変えてみた

ver.3.5 無料で使えるやつです。 文学的に変えてみて、という条件出しました。 夕陽の柔らかな光が降り注ぐ中で、ガルダは軽やかな口調で問いかける。「ところで、天帝さんも来てるんだってね」と彼は微笑みを浮かべる。ギルは少し眉根を寄せ、穏やかな口調…

192.

「ところで、、天帝さんも来てるね」とガルダは言う。 「天帝まで? 来てもおかしくはないが」と少し眉根を寄せてギルが返す。 ガルダは完全に毒が抜けた様子だが、一方で流石に天帝ともなれば少しばかりは畏まるくらいの心情がギルにはある。 もっとも、か…

191.

覚悟はできた。 ガルゴに敗けた時は死の恐怖によって、取り乱した。恐慌していた。 それと違い今ここ、自分の背骨と重なるように、本当の覚悟は彼の中に据えられている。 それは彼が到達すべき拳の神域に達したからである。思い残すことはない。若しくは、、…

190.

違いはある。明白にある。シンの目はただ見開いているのみで、悲しみを思わせるものがない。 それがシンの悲しい目かと言えば、それももちろんにして違う。 では、先のシンのまるで読めなかった動きは何なのか?説明がつかない。 ケンシロウの癖が出た。全て…

189.

たった一人、、この状況下にあっても尚シンの勝利を信じるたった一人の男、自分自身のため、彼は荒い息遣いの中でも改めて構えを取った。 この日の中だというのに、無想転生を使うケンシロウの実体は見抜けない。 そのケンシロウは究極奥義を解きシンの前に…

187.

無想転生、、、、 ケンシロウは無表情で、しかも半端な形で構えたままだった。 なのに、、、存在が感じ取れない。神人の戦いは肉眼より「氣眼」が重要だ。 それが逆転している。肉眼は確かにケンシロウを捉えているが、氣眼ではケンシロウが、、、いない? …

186.

バン!!! 「!?」 一瞬だが、シンは自分が宙に浮かんでいるような、或いはそれとも異次元に立っている?そんな感覚を得た。 ただ光だけが満ちており、自分の影さえ映らない。一つの例外を除き、全ての存在が消えており、 自分が立っているのか、宙に浮い…

185.

「人の思い、、、」 ケンシロウがシンの言葉を繰り返す。 「思い、、」 (BGM.アニメ北斗の拳でケンシロウがやり返すシーンの) ケンシロウの闘気は甦っていた。 「その思いは、、この俺にもある。俺を幾度も死の淵から救い出しだものだ」ギン! 「、、、そ…

ところで

前にも書いたと思いますが、この妄想北斗の拳、妄天の拳は、自分の「北斗の拳」に対する、愛と情の墓です。 実は、一昨年の6月までに全て投稿して終わる予定でした。 しかし、自分の中で完結してしまい、結果投稿意欲がなくなってしまったのです。 もう、こ…

184.

「はぁ、、はぁ、、、はぁ、、、」 自分の息遣いだと理解した。そう気が付いた。 ケンシロウが片膝を着き、血が溢れ出す傷を押さえながら苦悶の声を上げている。最強の男がそんな姿を晒している。このシンに対して。 それは彼が、全南斗聖拳の悲願をかけてこ…

183.

全ての奥義を会得し、北斗神拳伝承者となったとは言え、その時点で真の伝承者になったことにはならない。 その北斗の宿命故に数多の強敵と死闘を繰り返し、時に敗北し、そこから這い上がった。 それが北斗神拳伝承者でありながら敗北をも知る男、ケンシロウ…

182.

見事だった。 ケンシロウは改めてこのシンという男を認めた。認めざるを得なかった。 かつての強敵(トモ)は今こうして目の前に自身の最高な状態で立っている。 今の蹴りの威力は、あのラオウをも思い起こさせた。 しかし感心すべきはその威力ではない。魔…

181.

暖かい、、、暖かい、、、、 温かい光に包まれていた。 ゆっくりと目を開く。その先にはこの世のどの光よりも優しい輝きがあった。 不思議と身体中の痛みが引いて行く。 「ユ、ユリア、、か」 シンはその心地良さに抗うこともできずに目を瞑った。 眠りに落…

180.

「北斗神拳奥義 七星点心」 静かだが重厚な声が風雨の中でもしっかりと聞き取れた。 七星テンシン、、、奥義。北斗神拳が奥義を見せるということは相手を確実に葬るということの意思表示。南斗聖拳にしても同様だからだ。 焦りはある、、、まだ実戦における…

179.

またひとつ、命の灯が消えた。 そこに叫びや苦痛の思念はない。オウガの手練れに気取られることなく命を奪っている。 しかも、場合によっては雷光や雷鳴に合わせてことを為している。暗殺拳としての技量はかなりのものであることが推察できた。 それでいて、…

178.

その夜、リュウケンは一人暗い広間の中央に座していた。 寺院を思わせる外観のその屋敷は、造りこそ古風だが、設備は現代的で快適に過ごすことができる。 だが、リュウケンはそのような快適さを必要とはしていない。そもそも北斗神拳の調気法を以ってすれば…