妄想北斗の拳

妄天の拳です。北斗の拳のイフストーリーを南斗聖拳シンを中心に妄想してます。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

144.

「思い掛けないほど、上手く行きましたね。こんな時は逆に用心しないと」 南斗宗家聚聖殿に隣した旧世界の機能を持っている真っ白な街、、白の街。南斗宗家内部の人間でもあるリハクの手引きにより、そしてまさかの天帝軍の助力も得て、この白の街はあっさり…

143.

荒野を一人行くケンシロウの後を、その男は追っていた。 男はケンシロウとの戦いを思い出す。北斗神拳は闘神の化身とはよく言ったものだと、そう感心するしかなかった。あの強さは他に喩えようがない。昔この目で見た拳王ラオウの剛拳も「神」を彷彿とさせる…

142.

シンは上げた右手をピタと止め、次いで膝を一瞬だけ脱力した。自然に下がる身体操作に加え、南斗聖拳の氣をシンならではの解釈の元、「南斗紅鶴拳」の斬撃を放つ。生憎その比較対象はもうこの世に存在しないが、その拳の速さと鋭さは本家に劣らないものだっ…