妄想北斗の拳

妄天の拳です。北斗の拳のイフストーリーを南斗聖拳シンを中心に妄想してます。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

181.

暖かい、、、暖かい、、、、 温かい光に包まれていた。 ゆっくりと目を開く。その先にはこの世のどの光よりも優しい輝きがあった。 不思議と身体中の痛みが引いて行く。 「ユ、ユリア、、か」 シンはその心地良さに抗うこともできずに目を瞑った。 眠りに落…

180.

「北斗神拳奥義 七星点心」 静かだが重厚な声が風雨の中でもしっかりと聞き取れた。 七星テンシン、、、奥義。北斗神拳が奥義を見せるということは相手を確実に葬るということの意思表示。南斗聖拳にしても同様だからだ。 焦りはある、、、まだ実戦における…

179.

またひとつ、命の灯が消えた。 そこに叫びや苦痛の思念はない。オウガの手練れに気取られることなく命を奪っている。 しかも、場合によっては雷光や雷鳴に合わせてことを為している。暗殺拳としての技量はかなりのものであることが推察できた。 それでいて、…

178.

その夜、リュウケンは一人暗い広間の中央に座していた。 寺院を思わせる外観のその屋敷は、造りこそ古風だが、設備は現代的で快適に過ごすことができる。 だが、リュウケンはそのような快適さを必要とはしていない。そもそも北斗神拳の調気法を以ってすれば…