敗れた、、、肉体の損傷を覚悟して踏み込んだ必殺の間合いに、奴はいなかった。 これは、、、ずるい。 思わずシンは笑った。 互いに限界の果てにまで及びながら、最後の最後で北斗の究極奥義を出すとは。いや、まさに無意識に発動したのだ。あの、 「無想転…
ここが真の勝負所、、とまでは思えない。 だが、この死闘の幕切れは不意に訪れるのかも知れない。 死闘の濃度の高さに、その幕切れの壮絶さが比例するわけではないのだから。 ましてこの舞台にいる二人は至高も至高、最高の拳士なのだ。一瞬の場の綻びが勝敗…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。