妄想北斗の拳

妄天の拳です。北斗の拳のイフストーリーを南斗聖拳シンを中心に妄想してます。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

154.

自身も歴戦の雄であるモウコは読む。 合掌拳によるガルダの押す力を横に逸らせば、ガルダは一瞬バランスを崩す。シュラインはそれを見逃すほど鈍くも、甘くもない。 なのに、シュラインは動かない。いや、動けない。 それほどまでにガルダが見せる気迫はシュ…

153.

「どうだ?若造? イったか?」 「ぐ、、くう、、、」 苦悶に歪むガルダを見ながら「もう少しか」と、シュラインは静かに笑う。 「既に麻痺して動けないだろうが、秘孔の術の効果が完全に回るまで、あと少しある。その時が来たら叫べ。脳天に突き上げるよう…

レイ.38

世界は確かにひっくり返った。 あの以前の生活には、もう二度とは、、、かどうかはわからないが、俺が生きている間に人類があの繁栄を取り戻すことは、絶対にない。 「絶対」と物事を言い切ることは難しいが、この場合に関して言えば絶対に、と言えるだろう…

152.ヤサカといえば八坂 八坂といえば神社 神社はシュライン

「、、、やはり、あの男の方が上か」 モウコは呟いた。 無数なるガルダの炎の拳も、シュラインにはほぼ完全に見切られていた。ガルダ渾身の奥義も、シュラインに軽い切り傷と火傷を与えた程度で終わった。 いかにガルダが拳を速く繰り出し、その数を水増しし…