シン様 あまりに唐突なる別れをお許し下さい。しかし生憎、ときに別れとは突然に来るものであることをよくご存知でしょう。 それを思えば私たちの別れは大の字が2、3個付くくらいの成功ですよ。 まぁ、突然なのは確かにアレなんですが、その時は近いとわかっ…
「蝙蝠」 シンは立ち上がりながら言った。 幾多もの死闘に酷使して来た躰だが、幸いにして痛む箇所はない。ケンシロウとの戦いを前にしての無駄な不安要素はないということだ。 「はい?」と蝙蝠のマイペースは変わらない。 そんな手練れの元シュメに神妙な…
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