「どうした? 臆したのか?」と言いつつもボルツも無駄撃ちはしない。この中間距離ではこの素早い南斗の男に当たることはないと理解した。至近距離での初弾を凌いだこと自体がこれまでに出会った南斗の者たちとは異なる。中距離でさえもまともに回避出来た者…
開始の一線は超えたが未知の相手元斗皇拳に対して速攻を仕掛けるほど今のシンは迂闊でも自信過剰でもない。ボルツもマントを大袈裟に翻しながら四駆車から億劫そうに降車した。シンを侮れぬとは認めつつも、南斗聖拳は下流の雑多な流派に過ぎないという思い…
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