数時間が経過していた。 バルバは一人落ち着きもなく、目の前の黒い鉄門が開くのを待っている。そこから離れた石道の曲がり角では、黒いローブを着込んだリハクが遠く隠れるようにして覗き見していた。事実、隠れていた。 南斗五車星を束ね、慈母星ユリアに…
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